バレーシューズと足のフィット感を上げる靴ひもの結び方とは?
バレーボールにおける唯一のアイテム=シューズ
バレーボールは、基本的に身体一つあればプレーできる、アイテムフリーなスポーツです。
ですが、唯一必要となってくるアイテムがあります。
それが、バレーシューズです。
バレーシューズの作りは、
- ジャンプの衝撃を吸収するクッション性能
- コートを自在に移動できるようノンスリップ加工
が施してあり、身体とのフィット感をアップさせることで、ご自身のパフォーマンの向上にもつながります。
そこで、今回は意外と知られていないバレーシューズと足のフィット感をアップさせるための一工夫について、ご紹介したいと思います。
バレーシューズの最後の靴ひも穴
突然ですが、バレーシューズの一番上の靴ひも穴って何のためにあるかご存知でしょうか?
場所としても、足の甲のかなり上方にあり、非常に中途半端な位置にあります。
人によっては、変な感じがあるので使っていないという方もいらっしゃることでしょう。
実は、この穴への靴ひもの通し方の一工夫が、シューズと足のフィット感を驚くほどに向上させてくれます。
(実は、私も現役時代にはこの方法を知らず、後々にあってフィッターさんから教えてもらいました。それくらい、知られていないものなのです。)
最後の靴ひも穴の活用法:それは「輪っか」を作る
最後の靴ひも穴の活用の仕方ですが、それは「輪っか」を作ることです。
それでは、この方法を用いた具体的な靴ひもの通し方をご紹介していきたいと思います。
- まず、一番上以外の穴を除いては普通にクロスで結んでいきます。
- そして、同じ側(左側は左、右側は右)の外側から一番上の穴にひもを通します。
- このとき、きつく締めるのではなく、少し余裕をもって「輪っか」ができるようにします。
- 輪っかができたら、反対にある靴ひもを輪っかの内側から外側へ通します。
- 後は、いつも通りに蝶結びをすれば完成です。
同じ穴側で「輪っか」を作り、その中に反対側の靴ひもを通す。
通したらキュッと結び、後は蝶結びで完成です。
輪っか結びの原理と効果
いかがでしょうか?
やり方自体は非常に単純明快であり、今すぐにでも実践できることがお分かりいただけると思います。
ですが、世間では意外と知られておらず、なぜこの方法だと足とシューズと足のフィット感を向上させることができるのでしょうか?
その答えは、シューズにかかる力の固定方法にあります。
通常のクロス結びだけの場合、一番上の穴以外は次に通る靴ひもによって力が固定されフィットしますが、一番上だけが蝶結びにより、しっかりと力がかかりにくい状態となっています。
しかし、今回ご紹介した通し方にすることで、最後の穴とその一つ前の穴を作った輪っかによって、他の穴と同じように引っ張ることができます。
ちょっと専門的な用語を用いると、通常のやり方において最後が自由端であったものを、このやり方により固定端にすることができるのです。
これにより、シューズ上端部まで力が逃げることなく伝達させ、フィット感を向上することができるのです。
加えて、靴ひもはできれば、平ひも(断面が平らで、ザラザラ感があるひも)の方が丸ひもよりほどけにくく、オススメです。
ただし、この結び方はフィット感がアップしますが、人によってはキツ過ぎて嫌あるいは疲れやすくなると言われる方もいらっしゃいます。
ですので是非、一度試してみてご自身に合うかどうか見極めてみることをオススメします。
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はじめまして。火曜日と担当させていただきます辻 貴大(つじ たかひろ)と申します。出身は千葉県で、県立千葉東高等学校で県立高校ながらベスト8・関東大会出場の経験があります。ポジションはレシーバーで、身長は168cmと体格には恵まれないものの、チームのムードメーカー、レセプションの安定性、小柄ながら最高到達点3m5cmの跳躍力を原動力にレギュラーとして活躍しました。自身の経験も踏まえ、小さいバレーボーラーに勇気を与えられるような魅力的な記事をお届けしていきたいと思います。
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