レシーブをする時に、姿勢をよくしてからダッシュする理由
こんにちは!
バレーボール瞬達塾の川端健太です!
今回は、 なぜ?、レシーブでダッシュするときに姿勢を良くする必要があるのか?
その理由をお伝えします。
速く走れる
姿勢を良くする理由には主に3つあります。
1つ目の理由は、速く走れるからです。
胴体をまん丸にして走ってみるとわかりますが、走りにくく遅いです。
そのため、姿勢をまっすぐにすると速く走れます。
また、バレーボールだけではなく、
- 陸上のスタート
- スピードスケートのスタート
などを見てもらうと分かる通り、 スタート直後は体をまっすぐにしています。
以上のことから、速くロケットスタートするためには姿勢をまっすぐにする必要があります。
腸腰筋を使える
二つ目の理由は、腸腰筋を使えるからです。
腸腰筋とは、優れたスプリンターが特に発達していると言われている筋肉です。
腸腰筋は体の外側にあるアウターマッスルではなく、体の外側から見ることができない体の中にある筋肉(インナーマッスル)です。
この腸腰筋は、膝を挙げるために使います。
腸腰筋は、胴体をまっすぐした状態で膝を上げると使われるようにできています。
胴体を丸めた状態で使うと、大腿四頭筋などのアウターマッスルが膝を挙げるために主に使われる筋肉になってしまいます。
と説明されてもよくわかりませんよね?
私もこの話を聞いたとき、「いまいちわからん」と思いました笑
言葉より体感したほうが納得できると思うので、実験を行ってもらいます。
- 腸腰筋を使って膝を挙げて歩く
- 大腿四頭筋を使って膝を挙げて歩く
時の違いを体感する方法をシェアするので、行ってみてください。
- 体をまっすぐにしたまま股関節から曲げて、膝をその場で左右で10回挙げます。
- 5メートルほど歩き、その時の足の軽さを覚えておく
- 胴体を丸くして膝挙げを10回ほど行う
- 5メートルほど歩く
前者が腸腰筋を使って歩いた場合で、後者が大腿四頭筋を使って歩いた場合になります。
この実験を行っていただくと、前者の体をまっすぐした後、膝挙げをして歩いた方が足が軽かったのを体感していただいたと思います。
ということで、姿勢をまっすぐにして走ると、腸腰筋が使えて楽に速く走ることができるということです。
ケガ予防
最後の理由は、体への負担が減るからケガをしにくくなるからです。
ダッシュする時には、床を蹴るので体に衝撃があります。
その衝撃をうまく分散させると、体への負担が減って怪我をするリスクは低くなります。
が、姿勢が悪い状態でダッシュすると、体への衝撃が分散されにくくなってしまいます。
そのため怪我をするリスクが高まってしまいます。
なぜ、猫背になると衝撃が分散されないのか?
それは、人間の背骨は S 字になってます。
これは、歩く時の衝撃を分散させるためにS 字になっているんです。
猫背になってしまうと、この S 字が壊れてしまうため衝撃が分散されなくなってしまいます。
そのため、腰にダイレクトに衝撃が来て、腰痛などを引き起こしてしまいまう原因になります。
ですから、真っ直ぐな姿勢でダッシュすることで、怪我のリスクが低い走りを手に入れることができます。
以上のことから、レシーブなどでダッシュする時は、姿勢良くすることをお勧めします !
まとめ
今日は、ダッシュする時はまっすぐの姿勢で 行いましょう!
その理由は、
- 速く走れる
- 腸腰筋が使える
- 怪我もリスクが下がるから
という話を聞いてもらいました!
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!
あなたの教え子さんが、ロケットスタートできますように!
日本福祉大学バレーボール部監督・バレー瞬速上達塾代表最新の「脳科学」と500年の歴史をもつ「古武術」を取り入れた独自のバレーボール指導法が話題になり、わずか2年半で6,000人を超える選手たちを指導。一般的なチームの8割~9割を占める「伸び悩んでしまう選手」をたった「一声」で上達させる手腕は、多くのバレーボール指導者から注目されている。また、自身が代表を務める「バレー瞬速上達塾」は、全国各地でバレーボール教室や指導者向けの講習会を開催。年間100回を超える精力的な活動は、頻繁に地元紙に取り上げられている。
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