実践に役立つサーブカット練習方法とは?
・実戦で意識したいサーブカットのポイントはこれだ!
・サーブカットフォームで重要なポイントとは?
で、サーブカットをする際に大切なポイントを説明しました。
ただ実際は、サーブカットの練習でどのような練習が一番効果出るのかを知りたい方が多いのではないでしょうか。
今回は、実践に役立つサーブカットの練習方法として、私も取り入れていました練習方法を紹介します。
是非とも、ご参考にしていただきたいです。
目次
サーブカットの練習は常にゲームを意識したメニューにする
サーブカットの練習方法を説明する前に、まず質問です。
バレーボールとは、何人で競技するスポーツでしょうか?
1チーム6人がコートに立ち、ボールをつないで競技するスポーツですね、当たり前のことです。
この当たり前のことを踏まえて考えますと、サーブカットの練習で効果が出る方法の答えは「ゲーム形式の練習内容」にすることなのです。
どういうことなのか、少し深く考えていきましょう。
サーブカット練習でよく実践されているメニュー
何度も繰り返しますが、サーブカットの基本項目は、
- ボールをしっかり目で捉えている
- ボールの落下地点に素早く入る
- 自分の守備範囲を明確にすること
この3点があげられます。
この基本項目を押さえたフォームが「自分の型」であり、自分の型を作るために繰り返しチャンスボールをレシーブすることで、自分の型として体に染み込ませることが必要であることは述べさせてもらいました。
この自分の型を習得するために練習をおこなうのですが、その際によくおこなっている練習といえば、
- 壁を使っての連続アンダーハンドレシーブを繰り返す
- 一人がサーブを打ち、一人がサーブカットをする
といった練習方法ではないでしょうか。
もちろん基本項目をおさえるために、このような練習は必要です。
しかし、前述しましたが、バレーボールは1チーム6人でボールをつなぐスポーツです。
更に言うならば、6人対6人でボールを落とす・落とさないを競い合うスポーツです。
その点を加味すると、個人練習だけではサーブカットは上達しません。
他メンバーとの関係性を大事にしないといけないのです。
ゲーム形式の練習でおすすめ「4人対4人」のミニゲーム
そこで、私も高校時代によくやっていた練習方法を教えます。
それは、「4人対4人」のミニゲームです。
内容は簡単、セッター1人で3人のフォーメーションでゲームを行います。
ルールを説明しますと、
- ゲームの際にネットは張った状態ではなく、垂らした状態で低くしておくこと。
- スパイクはスタンディングスパイクのみ
- サーブもバックアタックラインより後ろからならどこでもOK
といったルールとなります。
これだとラリーが続いて点数も入りにくいし、ゲームにならないではないかと思う方もいるかと思いますが、ラリーが続いていいのです。
ボールを落とす落とさないを競い合い、ボールをつなぐことに醍醐味があるのです。
ラリーが続くと楽しいですよね。
また、スパイクもスタンディングスパイクのみですから、相手の位置をしっかり確認してからスパイクしないと決めることもできません。
おすすめなのはスタンディングスパイクですが、前2枚でブロックにつき、バック2枚で守備をすることです。
個々人の、行動範囲が一気に広がります。
あと、点数は15点もしくは10点先取と低めに設定しておくと、緊張感がでます。
「4人対4人」ゲームの中でサーブカット意識しなければならないこと
「サーブカットフォームで重要なポイント」でも述べましたが、チャンスボールをレシーブするフォームをしっかり自分のものにすることが、サーブレシーブを上手くするためには必要なことなのです。
この4人対4人ゲームでは、基本的にチャンスボールしかきません。
ですから、しっかり自分のレシーブの型を意識しながら練習をすることができます。
またゲームでやっていますので、スパイカーもスタンディングではありますが、コースをついてスパイクを打ってきます。
ボールの落下位置に、素早く入る練習にもなりますよね。
あとは、個人練習では掴めない自分の守備範囲を、しっかり意識しながら練習することができます。
仲間の守備範囲の確認も同時に行ってください。
ゲームでラリーが続く分だけ、緊張感を持ってサーブレシーブの練習に取り組めることになるのです。
ゲーム同様、セッターへボールが繋がる・スパイカーがスパイクを打つまでの一連の流れでつながりますので、サーブレシーブの必要性を意識しながら、しっかり自分のレシーブの型を固めるつもりで取り組んでください。
また何よりも、仲間と楽しみながら練習に取り組んでくださいね。
それが、上達への一番の近道です。
まとめ
実戦に役立つサーブカット練習方法のポイントをまとめると、下記のようになります。
- サーブカットの練習は常にゲームを意識した内容にすることです。
- バレーボールは1チーム6人でボールをつなぐスポーツ、6人対6人でボールを落とす落とさないを競い合うスポーツ。
- 個人練習も必要であるが、他メンバーとの関係性が大切です。
- 4人対4人のゲーム形式の練習がおすすめ
- チャンスボールしかこないので、サーブカットの際の「自分の型」を固めることができる練習です。
サーブカットを綺麗にセッターに返す、と考え込むのではなく、バレーボールは6人でボールをつなぎ、ラリーが続くことが面白いスポーツと考えることができれば、少しは気持ちも楽になりませんか。
その気持ちで、よりバレーボールを楽しんでくれる方が増えてくれると嬉しいですね!
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