いざという時のために覚えておきたい、レシーブの種類とは?
みなさんは、レシーブの種類についてご存じですか?
代表的なプレーは、オーバーハンドとアンダーハンドだと思いますが、それ以外にも多くのレシーブがあります。
今回は、他の色々な種類のレシーブのご紹介をしたいと思います。
代表的なレシーブ
まず、代表的な二種類のレシーブをざっくりご紹介します
- オーバーハンドレシーブ
- アンダーハンドレシーブ
になります。
オーバーハンドレシーブは、自分の胸から上のボールに対するレシーブになります。
手のひらを三角形にして、その三角形の中にボールを吸い込むようにとらえて相手に返すレシーブとなります。
オーバーハンドパスとの違いは、基本的には弾くように返すレシーブとなります。
次に、アンダーハンドレシーブです。
アンダーハンドレシーブは、自分の胸より下のボールに対するレシーブになります。
アンダーハンドレシーブは、自分の前に両手のひらを重ねて腕を伸ばした状態で、前腕部分にボールを当てて返すレシーブです。
特殊なレシーブ
次に、それ以外の特殊なレシーブについてご紹介します。
- ワンハンドレシーブ
- 回転レシーブ
- フライングレシーブ
- 平手レシーブ
- パームレシーブ
- パンケーキ
などがあります。
あまり馴染みがないレシーブの名前もありますが、覚えておけばいざという時にとっさに使えるレシーブだと思います。
それでは、各レシーブのご紹介をします。
ワンハンドレシーブ
名前の通りアンダーハンドレシーブを片手で行うレシーブになります。
両手では追いつけないボールが来た時などに、使うレシーブとなります。
普段は両手でするレシーブを片手でするということは、ボールをコントロールするのがとても難しいレシーブとなります。
回転レシーブ
回転レシーブは、アンダーハンドレシーブでもワンハンドレシーブの時でも使える技術です。
が、横に振られた状態でレシーブをした後に体のバランスが崩れてしまって、次のプレーに繋げるのに時間がかかってしまいます。
その時に、横に体が振られた勢いを利用して、体ごと横に回転し立ち上がる技術となります。
イメージとしては、柔道の前回り受け身のような動きで、斜めに前転するような形で立ち上がります。
そのプレーをすることで、次のプレーに繋げるまでの時間を短縮することができます。
フライングレシーブ
こちらもワンハンドレシーブの派生のようなものですが、自分より前に落ちてくるボールに対して前方に飛び込むようにボールを拾うレシーブになります。
コツとしては、滑り込む際に胸から着地するときれいなフライングレシーブになります。
最初は、胸から飛び込むことに恐怖心もあると思いますが、何度も練習することによってきれいな形で飛び込めると思います。
平手レシーブ
このレシーブは、かなりマニアックなレシーブになると思います。
が、オーバーハンドレシーブだとボールの勢いに負けてしまう場合や、ボールが速くてオーバーハンドの形が作り切れないときに使うレシーブになります。
形としては、オーバーハンドの両手の手のひらを重ねて、その重ねた部分にボールを当ててはじき返すレシーブとなります。
こちらのレシーブも、コントロールがとても難しいレシーブになりますので、多くの練習が必要になります。
コツとしては、両手のひらの間に空間を作らず、しっかりと合わせた状態でボールを受けることがキモになります。
パームレシーブ
パームレシーブは、胸より高い位置のボールでオーバーハンドでは受けきれず、さらに左右に振られたボールに対して使うレシーブになります。
形としては、ワンハンドで手のひらの掌底の部分でボールを受けるレシーブとなります。
こちらのレシーブは、先ほどの平手レシーブよりも、さらにコントロールの難しいレシーブとなります。
相手のクイック攻撃などの時に、さっと手を一瞬で出して行うレシーブなので、すぐにできるレシーブではありません。
いざという時に覚えておけば、役に立つレシーブだと思います。
パンケーキ
パンケーキは、自分の前方などに落ちそうなボールをフライングレシーブの形で飛び込み、手を床とボールの間に滑り込ませて手の甲でボールを受けるレシーブとなります。
このレシーブは、手のひら一枚分の高さがあれば拾えるレシーブなので、ギリギリでも拾えるレシーブです。
が、ボールがあまり高く上がらないのと自分でボールをコントロールできないので、周りのフォローも必要なレシーブです。
コツとしては、自分の手のひらを床にしっかりとつけて、手のひらを床に見立ててボールをバウンドさせるイメージで行ってください。
床と手のひらに隙間があると、ボールの勢いが吸収されてバウンドしなくなります。
このレシーブのデメリットとしては、ボールをバウンドさせるので、拾っていても審判からはうまく見えず、ボールが床に落ちたと判断された時がたびたび私はありました。
まとめ
以上が、レシーブの種類についてのご紹介になります。
マニアックなレシーブなどもありましたが、いざという時に覚えておけば、今まで拾えなかったボールなども拾えてくると思います。
ですが、どのレシーブも練習をしないと、なかなか本番では使いづらいレシーブになりますので、最初は遊び程度でも練習で使ってみてください。
使っているうちに、本番でとっさに体が動くと思います。
よろしければ、ご参考にしてください。
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北海道豊富町出身。中学、高校、社会人とバレーボールを続けている。自分のバレーボールの経験を元に初心者でもわかりやすい執筆を心掛けています。
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