フィールドプレーヤーが実践すべき試合中の声かけとは?

指導法 堀大輔

前回の「試合中に声を出す理由と必要性とは」の記事を作成したのち、小学2年の息子が所属する少年サッカーチームの試合があり、応援で息子たちのサッカーの試合を観戦していました。

試合中に声を出す理由と必要性とは

息子の所属するサッカー少年団は、低学年では

  • ドリブルで自分が仕掛ける
  • 取られたら自分で取り返す

といったプレーを重視しており、まだ団子サッカー感が残っています。

しかし、他チームはパスサッカーを展開するなど、そのチームによってスタイルが異なっています。

少年サッカーの指導方法については各チームのスタイルがありますので、ここでは割愛させていただきますが、「このチーム強いなぁ」と思うところには、「ある共通点」があることに気が付きました。

今回は、その共通点について述べていきたいと思いますので、是非ご参考にしてみてください。

共通点は「フィールドプレーヤーがよく声を出していること」である

「このチーム強いなぁ」と、思うところの共通点をズバリ言います。

「フィールドプレーヤーがよく声を出していること」です。

厳密にいえば、「フィールドプレーヤー同士でよく声を掛け合っている」のです。

前回の「試合中に声を出す理由と必要性とは」でも述べましたが、ただ声だけ出しておけばいいわけではありません。

「試合の流れをつくる声かけ」が必要です。

では、どのような声かけをすればよいのでしょうか。

具体的な話に入る前に、試合中に流れをつくる声かけにも2つのパターンがあります。

それを述べていきましょう。

試合中には「熱血系」と「分析系」の声かけが必要

試合中の声かけの種類は大きく分けて2種類があります。

それを私は、

  • 「熱血系」声かけ
  • 「分析系」声かけ

と呼んでいます。

この熱血系と分析系の声かけとは、どういった内容なのか説明しますと、

「熱血系」声かけについては、

  • 味方選手を勇気づける言葉。「ナイススパイク」や「ナイスレシーブ」など
  • チームを鼓舞する言葉。「この流れでいくぞ!」や「あと〇点!しめていくぞ!」など

イメージ的には、松岡修三さんがよく声かけしている内容ですね。

一方、「分析系」声かけについては、

  • 次のプレーを予測した内容の言葉。「次○○くるよ」など。
  • そのまた次のプレーを予測した言葉。「次○○くるから、△△さんライトに絞って」など。

イメージ的には、スポーツの解説者が言っている言葉ですね。

試合中に、フィールドプレーヤーが「熱血系」と「分析系」の声かけを意識する必要があります。

ただし、この「熱血系」と「分析系」の声かけも、使い方を覚えておく必要があります。

私の経験から、この「熱血系」と「分析系」の声かけの順番が、試合の流れを呼び込むことに大きく関係してくることがわかりました。

「分析系」の声かけの後に「熱血系」の声かけをすること

ズバリ、試合中にフィールドプレーヤーは、「分析系」の声かけの後に「熱血系」の声かけをすることをおススメします。

例えば、

「次○○のAクイックくるよ、△△さん○○だけ絞ってブロックいって!」

このような声かけをしたとします。

これが、「分析系」の声かけになります。

そして、○○のAクイックがきて、△△のブロックが効果あった場合、

「ナイスブロック!△△さん!」

「(指示をしてくれた人に対して)ナイスよみ!ありがとう!」

と「熱血系」の言葉を入れることで、流れが出来てきます。

しかし、Aクイックの予想が外れた場合はどうしたらいいのでしょう。

その場合は、

「△△さん、ごめん!よみ外れた!」

「(指示した人に対して)OK!いいよみだったよ!次取り返そう!」

といった声かけになってきます。

注意すべき点は、

  • よみが外れた
  • ブロックできなかった

と、結果に対してフィールドプレーヤーの判断を否定してはいけません。

これを、「否定系」と呼んでいます。

このような声かけをしてしまった途端、チームの雰囲気は悪くなっていきます。

バレーボールは非常に展開の早いスポーツで、一瞬で次のプレーをどうするか判断して動かなければならないスポーツです。

「否定系」の声かけは、過去のことにこだわっていることになります。

展開が早いバレーボールには、必要のない声かけです。

試合の流れをつくるために、フィールドプレーヤーは「分析系」の声かけの後に「熱血系」の声かけを意識してください。

まとめ

フィールドプレーヤーが実践すべき試合中の声かけについて、ポイントをまとめていきます。

参考にしてみてください。

  • 強いチームはフィールドプレーヤー同士がよく声を掛け合っている。
  • 声かけの種類には「熱血系」と「分析系」の2種類がある。
  • 試合の流れをつくるには、フィールドプレーヤーは「分析系」の声かけの後に「熱血系」の声かけをすることが大切。
  • 一瞬の判断を否定するような「否定系」の声かけはしてはいけない。

フィールドプレーヤー同士が声かけをすることは、バレーボール以外のスポーツにも共通して必要なことです。

例え全日本代表選手クラスになっても、試合中の声かけは基本中の基本になります。

是非とも、意識して取り組んでみてくださいね。

次回は、誰がどのような声かけをするのが効果があるのか、といった内容で続いていきますね。

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この記事を書いた人堀 大輔堀 大輔
長崎県出身で、現在は京都市在住。子供3人の父親。中学校から友人たちとバレーボール部に入部。ポジションはセッター。高校時代所属バレーボール部は長崎県ベスト4他、九州大会出場2回、九州大会準優勝1回と実績を残すが、私自身はベンチメンバーでした。部員人数も少なく、オールラウンドとして控え要員とともにマネージャー的な存在でもあり、また他チームの選手分析および戦術分析など経験。その経験から得たことや皆さんに役立つバレーボール情報を提供してききたいです。また現在はママさん方とバレーボールを楽しんでおり、子供から大人の方々まで「バレーボールは楽しいスポーツ」であると伝えていきたいです。