【バレーボール強育塾】徹底分析!!セッターとはどんなポジションなのか?②
前回の「【徹底分析】セッターとはどんなポジションなのか?①」にて、セッターとは「チームの司令塔であり、試合を支配するプレーヤー」と述べさせていただきましました。
これだけ聞くと、セッターも結構目立つポジションなのかなと思われるかもしれませんが、注意すべき点があるのです。
その注意すべき点を、今回は述べさせていただきますね。
セッターが「チームの顔」になってはいけない。
セッターとはチームの司令塔であり、試合を支配する重要なポジションなのですが、勘違いしてはならない点があります。
それは「チームの司令塔」ではありますが、「チームの顔」にはなってはならない、もしくはならないように注意しなければならない点です。
チームの顔といえば、そのチームを代表するプレーヤーのことですよね。
やはり、このチームの顔になるプレーヤーは、「エースプレーヤー」になるのが普通です。
セッターでも注目されるプレーヤーはいますが、それはチームの顔であるエースプレーヤーと共に注目されなければならないのです。
ちょっと酷なことを言ってしまいますが、何故なのか?
理由を考えていきましょう。
セッターは試合を支配できるが、点数は決められない。
セッターとは、自分のトスワークで「試合を支配する」ことはできます。
前回も述べさせていただきましたが、「スパイカーがどれだけ気持ちよくスパイクを打てるトスを上げるのか」。
これが、セッターの醍醐味と言っても過言ではありません。
結果、スパイカーが気持ちよく得点を取ることで、セッターのトスワークが試合を支配することになります。
しかし、セッター自身が点数を取ることはできません。
仮に2アタックで点数を決めるにしても、1試合の中で何点取れますか?
そう考えると、セッターというポジションがチーム内でやらなければならない点がわかってきますよね。
点数を取って、チームの顔になることではありませんよね。
セッターの役割は「試合に勝つためにトスを上げること」
「やはりセッターというポジションは楽しいのか分からない。」と、思われていませんか?
チームの顔になれなくても点数を取れなくても、セッターとは楽しいポジションなのです。
セッターというポジションの役割は、ただトスを上げるだけでは務まりません。
ポイントは、「試合に勝つためにトスを上げること」と考えます。
バレーボールで試合に勝つためには、どうしなければならないでしょか。
勝つためには、スパイカーがスパイクを決めて点数を取らなければなりません。
では、スパイカーが点数を決めて試合に勝つためには、どうしたらいいでしょうか。
そうです。
セッターはいかなる状況でも、スパイカーがスパイクを決められるトスを上げなければならないのです。
バレーボールは、6人でボールをつなぐスポーツです。
その中でセッターの役割というのは、「試合に勝つためにトスを上げること」です。
3回ボールをつなぐ内の、2回目は必ずセッターがボールを触ることになります。
試合に勝つために重要なポジションであることは、その点からもわかりますよね。
まとめ
セッターのチームでの役割を最後まとめますと、
- セッターとはチームの司令塔ではあるが、チームの顔ではない。あくまでもチームの顔はエースプレーヤーである。
- セッターは自分のトスワークで試合を支配することはできるが、点数を取ることはできない。点数を取るのはスパイカーである。
- セッターがいかなる状況でもスパイカーがスパイクを打てるトスを上げなければ試合に勝つことはできない。
セッターは
- 「チームの顔」にならないよう注意する
- 点数を取れないポジション
など、酷なことを述べてしまいました。
しかし、バレーボールは6人でボールをつなぐスポーツです。
6人それぞれに、役割があるのです。
その中で、セッターというポジションの役割がどのようなものか、前回と今回で理解いただけたのではないかと思います。
役割がわかれば、次はどのような動きをするべきなのか、そのための練習方法は?と気になるところです。
その点は、次回以降に述べさせていただきます!
長崎県出身で、現在は京都市在住。子供3人の父親。中学校から友人たちとバレーボール部に入部。ポジションはセッター。高校時代所属バレーボール部は長崎県ベスト4他、九州大会出場2回、九州大会準優勝1回と実績を残すが、私自身はベンチメンバーでした。部員人数も少なく、オールラウンドとして控え要員とともにマネージャー的な存在でもあり、また他チームの選手分析および戦術分析など経験。その経験から得たことや皆さんに役立つバレーボール情報を提供してききたいです。また現在はママさん方とバレーボールを楽しんでおり、子供から大人の方々まで「バレーボールは楽しいスポーツ」であると伝えていきたいです。
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