これから強いチームを作っていく上で大切な新入生の分析とは?
本日、5月2日よる7時から地上波フジテレビでは、『東京チャレンジ2021 男子 日本×中国』を放送しますよ!
東京オリンピックイヤー初の国際大会となる、大事な一戦です。
ぜひ、テレビの前で一緒に応援しましょう。
さて、新チーム始動から4月も後半になり、だんだん選手のことが分かり始めた頃でしょうか。
- これからどういうチームを作っていこう
- この子はどういうプレーをするのだろう
選手の特徴を掴むことは、チームをこれから作っていく上で重要なポイントです。
今回は、新入生の選手の分析やそれに伴う指導方針を紹介していきます。
是非、参考にしてくださいね。
まずは選手一人ひとりの長所を見つけよう
選手一人ひとりの長所を把握することが、新入生の選手たちにする分析の方法です。
例えば
- この子はパワーがあるな
- この子はパワーはないけど、俊敏性や運動能力があるな
当たり前ですが、人には必ず長所と短所があります。
短所は自分自身で把握していても、意外と長所は人に言われないと気づかないことも多いです。
できれば、その長所に本人自身が気づけるよう見守っていければいいですが、迷ったり悩んでいる時はそれに気づけるよう手助けをしましょう。
指導方針としては、最低でも以下の3つを大切にしましょう。
- バレーボールの面白さを伝える
- 自分で考える力を与える
- 活躍できるからだ作りとオーバーユースしないようにする
分析をした上での指導例その①パワーのある選手
先ほど紹介した「活躍できるからだ作りとオーバーユースしないようにする」は全員に当てはまることですが、例をあげるならパワーのある選手が入ってきたとします。
もちろんパワーが備わっている選手なら、力強いスパイクが打てるので、将来のエース候補となるでしょう。
ただ、打球が強くなればなるほどカラダにかかる負担や衝撃も人一倍です。
すると、自分のパワーについていけなくなり、自分のカラダを壊してしまうことに。
そうならないためにも、自分が作り出すパワーに負けないだけのカラダを作ってあげることが大切です。
そうやって年単位で時間をかけることで、ようやく3年生になったときパワーに負けないカラダが出来上がってくるでしょう。
ちなみにパワーを鍛えたいなら、以前紹介した下半身トレーニング方法を参考にしてくださいね。
分析をした上での指導例その②パワーはないが、俊敏性や運動能力が高い選手
例えばパワーはないけど、俊敏性や運動能力が高い選手が入ってきたとします。
そういった選手は、将来のセッター候補となります。
なぜなら、セッターはボールの下へ素早く入り込み、スパイカーが打ちやすいトスを上げる必要があり、俊敏性や運動能力が高い選手が向いているからです。
もちろん、チームの司令塔でもあるセッターはやるべきことがたくさんあり、
- あらゆる事態に対応できる柔軟さ
- いかなる時でも正確な判断ができる判断能力
が必要になります。
ですので、先ほど紹介した「自分で考える力を与える」が大切になってきます。
順を追って説明することも指導者として時に必要な場合もありますが、それでは選手が自身で考える機会を摘み取ってしまいます。
特にセッターは、自身で組み立てを考えることが必要不可欠だからです。
元々備わっている俊敏性や運動能力を磨きつつ、「考える力」を与えていきましょう。
ちなみに俊敏性や運動能力を鍛えたいなら、以前紹介した体幹トレーニング方法を参考にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
完成された選手はいないので、新入生の特徴を分析し長所を伸ばしていくことが、強いチームをつくっていく土台となるでしょう。
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はじめまして、日曜日を担当する岩越 葵と申します。高校時代にミドルブロッカーとして活動していました。Webライターとして、皆様にバレーボールの面白さを伝えることを目標に執筆していきたいと思います。
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